ほぼ引きこもりから家を出て寮生活に至るまで

我が家の長男は発達障害からの引きこもりでした。不登校気味から完全不登校の期間はほぼ5年間。小学校5年生から不登校気味になってそれから中学3年までやや不登校気味から不登校からの引きこもりの状態でした。

現在は寮生活を送っています。

母親である私はこの5年間は息子のことを考えない日は一日もなく不安と絶望を繰り返していました。職場も休むこともあり、気が休まらないので最終的には病院で適応障害という診断を受けました。

息子の妹である娘もかなりの我慢を強いられていて、これは運命だ・・・とは片付けられないかわいそうな状態でした。

この不登校の問題は一度陥るとなかなか解消が難しく家族の大きな問題であるのでその一つの解決策になるのではないかとブログを書いています。そこに発達障害というものが重なると家族だけでの対処は非常に難しいと思います。

 

元の記事はこちら。

現在は寮生活で共同生活

息子が発達障害であることが分かり不登校になりやすいと思っていたころから、こういうタイプの子供の最終地点というのが見えなくてとても不安に思いました。

私(母親)自身勉強は得意じゃなくても音楽や運動が比較的人よりうまくできるところがあったので、それが多少なりとも自信になりその自信ですべてを切り抜けてきたと言っても過言ではないんです。

ところが発達障害の息子は、興味の幅が狭くて、運動能力も著しく低い(普通のレベルが難しい)。人よりできるところというのがとても見つけるのが難しく、結局のところ能力の点で見ると全体的に低いという状態でした。

これは本人も感じていたようです。

本人はゲームが好きだったんですが、うまくいかなくてキレる、ゲームの機械を破壊しようとするという衝動的なところもあり、ゲームのデータを全消去したり、ゲーム機を壊そうとするのをこちらが取り上げたりと衝動的なところを抑えるのも大変でした。

この発達障害の部分は発達障害の子供を持つ家族あるあるじゃないかなと。とにかくこういう子供は普通の子供の数倍大変で、理屈が通じない。これこれこういう理由だからやめようとかやってみようということが全然通じないんです。

 

やりたいかやりたくないか だけで動く。

 

こういうタイプの人は多分多いと思います。それなりにいると思います。これは多分いい面もあってこういう特徴が生かせる場面ってあるのですが、発達の面で遅れていることが多いので子供時代は苦労する人が多いのかなと思います。全体的に幼い。

だからできることや克服できることがあるんだけど、学校の不登校になるだけで克服するチャンスや成長するチャンスを得ることができなくなってしまう。

こういう子は学校というところになじむことが難しいので、別のグループ、得意なことをやるほかの場所があるというのがとても安心感につながるんですが、息子は残念ながらそういうところが見つからなかった。

 

こういう背景があり引きこもりになってしまいました。

 

自立支援施設に入寮させる決断をするまで

ここまで5年間学校に行ったり行かなかったり、当時は個別級に所属をしていたのですがそこが嫌だというのでフリースクールにもいかせました。でもやっぱり嫌なんです。

納得ができないのでその納得できないことに折り合いがつけられないので母親に文句を言って終わり。

ここで勉強をして高校に行こうというような前向きな考え方にはなりませんでした。自分の環境がなぜこうなっているかということが客観的に考えたりできないので目の前のことの文句を言って逃げるということしかできない。

 

だから勉強もしていませんでした。やる理由が見つけられないので。やりたくないからやらない。これに終始するわけです。

 

普通のクラスに行こうと思えば行けました。だけど、本人がやりたいと思わない限り何も動かないんです。自発的に何かをやろうというチャレンジ精神というのは残念ながら皆無で逃げるばかり。

 

少なくとも高校に行きたいという気持ちはありその時は積極的に動いていましたが、そこでも父親が口うるさいこと言ったりするので(この父親も問題の一つなの)息子の問題は複雑に絡み合って家族の問題って側面もあります。

 

通信制高校に合格することができて進学をすることを決めることができました。

 

ただ、勉強をほぼしていなかったので結局ついていけなくて一か月で「行かない」と言い始めたわけです

 

ここでもう見切りをつけたんです。

 

こうしてしまった原因は親が作り出したものです。確実に。彼のいいところを伸ばせてやれなかったこれは確実。自信をつけるということが全くできなくてこうなってしまった。家族の問題でもある。

だけど、こうなってしまった以上何とか逃げないで現実を受け入れて自分のことを振り返ってほしかったということがあり、他人の力を借りて何とか大人にしてやらなければと思いました。

 

ここで施設に預けることを決断しました。

 

ここで家に置いておいても何も変わらない。勉強もしないし引きこもりの期間が増えるだけです。

 

施設にまず相談をした

ネットで探した自立支援施設にあてを付けて相談をしてみることにしました。

子供を預け先を探しているわけですからどんなところなのかということがまず知りたかったし知る必要がありました。

母親である私も息子と似ているところがあり得意なところは得意なんですね。だから息子の自信の無さというのも理解はできるんです。でも絶対できるようになれるとは思うんですがきっかけは絶対に必要。

その後ろ盾になれる信じてくれる大人じゃないと駄目なんです。人間を育てくれる豊かな人間じゃないと息子を託せない。

 

そこの施設に人たちは息子のような人間を見捨てないでいてくれて、絶対できると信じている。息子の現状できないことを知りたがるんではなくて誰でも経験を積めばできるようなるということが分かっている様子でした。

 

「絶対変われます」

 

ここだけでした。このように言っていただけるのは。

私も思っていました。絶対できる。だけどあまりにも素行が悪いので誰も言ってくれませんでした。

 

だからここの賭けようと思ったんです。

 

父親の説得が一仕事

我が家の問題はこの父親、夫なんですね。息子と父親の関係がゆがんでしまっているがゆえにこのような引きこもりに至っているという面もあるんです。

父親は自分の歩んできた道が一番幸せであると思ってその通りにさせようとしてしまうんです。

夫はいわゆる有名大学を出ていわゆる大企業に勤めてハングリー精神で出世している一般的に見たら成功者です。

その反面母親の私は比較的自由人で全く違う人間。こういう全く違う人間が夫婦になるって不思議なんですけどね。(それはさておいて)

この夫が自分の生き方を息子に当てはめようとするから息子は苦しいんです。目に見えて分かるから私は何とか必死に食い下がったりしてきたんだけどやっぱり父親の言葉をすごく聞いてしまう。まじめで不器用な子だから。

 

この父親から一度離す必要もあると思ったのも預けようと思った理由です。愛情がある人なんだけどその愛情が不安から来るし自分が心配だからっていうのでがんじがらめに縛り付けてしまう。これを愛情と勘違いしているんです。

夫、姑(夫の母親)にこういう子育てをされてきたということもあってこのゆがんだ愛情というのを根本的に治すということは不可能。いくら言っても理解してくれないところはなかなか理解できない。

 

親の言うことを聞きすぎる子供は非常に危険なんです。自分を押し殺してしまう。発達障害をカバーできる力を発揮できなかったのはこの父親の影響もあると私は考えています。

 

結局のところ息子がちゃんと育つことができなかったのを母親がすべてカバーできるはずもないんです。そこから成長をさせなければいけないんです。

 

最終的には脅しをかけることにした

最終的にどうしたかというと、

 

「息子を出さないのなら、私が娘を連れて家を出る」

 

と脅しをかけました。

 

夫は企業の管理職で仕事のできる仕事人ですが、家庭内では一人では生活できません。こういう企業の高い役職についている人が家庭に問題を抱えているというケースが多いのは理解できます。

 

仕事ができる = 子供を幸せに育てられる

 

ではない。

結局のところ、人間は一人では生きていけないんです。向き不向きが家庭内にあって私は子供を楽しく育てることができるけど仕事をこなす能力が低い。

夫は仕事人間で仕事ができるけど、一人で子育ては全くできない。よく理解できないほど仕事のことしか考えていないちょっとやっぱりどっかおかしい夫なんです。

 

決断をしろと迫った

この夫に恐怖なしで立ち向かって行って、子供を自立させるために家から出すことを決断しろと迫りました。

 

自立支援施設はただでは入れません。それなりの金額がかかります。人間一人預けるわけですから、自立のためにいろいろなことをしてもらうわけですから安いわけないんです。

貯金を崩しても今やるべきと思いました。それこそ借金をしててでもそこまでしないと駄目だと。

 

高収入の夫はそのやりくりができると踏んだのであとはお金を出せと迫ったんです。(お金の管理は夫がやっている)

 

でも、これが正解だったんですよ。決断したんです。

 

お金を出して、息子を託すことを決断しました。預けるためにどこにあるか見てみないと預けられないとかいろんなことを言っていましたが結局のところ施設の方と話をして納得できたようです

 

一番厄介な夫を説得できたので、あとは施設の人と本人が話し合って決めるということ。

 

納得しない子供を無理に連れ出すということはできないということでした。引きずり出すということもできない。あくまでも本人の同意がないと駄目だと。

 

結局のところ息子はほんの数分の話し合いで同意をして家を出ることを承諾しました。

 

もう、本人も「このままではダメだ」と思っていたんでしょう。ほんとに数分で決断しました。

 

この説得する時間が長くて数日かかる場合もあり、とても大変なことも多いようです。そもそもこういう子供は昼夜逆転していることがあるようで、うちの場合は薬を服用していたこともあり夜は薬を使って寝るということをしていたこともあり昼夜逆転ではなかったんです。かろうじて数週間前まで学校に行こうと思っていたこともあり朝は起きていました。

本人の同意を得るためにはまず起こすところから始まることも多い。というかほぼ昼夜逆転だそうです。

 

こうやって寮生活を始めました

ほんとにドラマです。人生ドラマです。

当時はこの経験がマイナスにしか感じられなくて人に話すのもはばかられていて、特定の人にしか話してはいませんでした。仕事の同僚には迷惑をかけてしまうこともあり、大まかに話してはいました。

核家族になって問題が複雑化しているように思います。

問題を後回しや隠しておくということは問題解決にならないと思います。苦しんでいる子がいるなら環境を変えるということに尽力するべきだと思います。

 

 

今後の未来に天秤にかける

何年も引きこもりになってしまって何も進んでいかないとアルバイトすら難しいです。本人が育たたないから。無能のまま世の中に出るしかないんです。

若いうちはやり直しがききますが、そのやり方や後押ししてくれる大人の存在や他人の存在を認められないとそういうやり直しすら失敗に終わる可能性もあります。

そして年齢だけ重ねてしまう。これだとずっと苦しいまま。

取り返しのつかないところに行く前に、親も子も決断が必要な時は必要だなぁと思いました。

puchihapi

横浜市在住、40代の高校生と中学生のお母さん。おばちゃんブロガー
ポイ活に力を入れて別ブログ書いています。
富裕層の姑と企業の管理職の夫を持つ。庶民派主婦。
発達障害の息子と数年間葛藤して現在は寮生活。壮絶な日々を経験。
適応障害になりつつ毎日頑張る!カーブスに通い心の元気を取り戻しつつある。今までに得た生きるコツや何気ない日常、苦労したことなどを発信しています。

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。