私(筆者)はあくまでも庶民の人間です。そしてその姑さんと二世帯住宅に住んでもう13年になります。一階に姑さん、二階に私たち家族が住んでいます。
私の夫の母親、つまり姑さんは現在80代後半で一生このブログを見ないであろう自信があるのでこんな記事を書いています。
姑さんはいわゆる富裕層に当たる人で、事業などをやっているわけではないのですがある仕事でたくさんの業績を残し、おそらく億を超えるお金を手にしている人ですごい人だと思います。
努力もしているしセンスもあったし、信頼もあったんだろうと思います。とにかくそういう意味では私は逆立ちをしてもかなわないと思える人です。
当の私は普通のおばさん(庶民)でやっぱ違うな!って思うことも多々ある。いい面も悪い面もありますね。
こちらの記事でお金持ちはどうやってお金を使っているのかが分かります。
お金持ちの人のお金の使い方ってどう使っているの?富裕層の生活ってどういうのか?
80代富裕層の姑のお金の使い方
自然と生活基準が上がる
当然と言えば当然なんですが、自然と生活基準が上がります。安いものというよりかはいいもので高いものをあえて買います。
仕事で使うものなども当然ながら上がっていきます。
姑さんの場合は車を買い替えたり、仕事用の服や靴などにお金を使っていたように思います。
住んでいるところも億ションに住んでいてすごく眺めのいいところで生活をしていました。
やっぱり必然的にお金の使い方は上がっていきますね。(当然ですが)
安いものより高くて良いものを求める
例えば安いものと高いものが並んでいたとしたら、庶民だったら機能などを比べてより良いものでコスパのいいものを選びますが、姑さんはあえて高いものを選んでいました。
姑さんはお金はありましたが、すべてにおいて理解していいものが分かるというわけではないんです。
だから、失敗をしないためにあえて高いものを選んでいたというところがあります。
ここポイントですよね。ある程度お金のある人はあえて安いものは買わないんです。全員とは言いません。
いいものを求めれば必然的に値段は上がるだろうと思っているようなので高いものから選んでいきました。
百貨店を信頼している
いいものを高く売っている。それはつまり百貨店です。普段の買い物も百貨店。姑さんのような人が昔の百貨店を支えていたのかと・・・思わざるを得ません。
昔は百貨店で家電なども買えたんですが、(今でも外商などに頼めば家電も扱っているところもある)今は家電量販店で買う方の方が圧倒的に多い。コスパもいいわけですから。ポイントも貯まります。
ところが、姑さんはいつも買っている百貨店でテレビやら冷蔵庫やらをおそらく買っていて、外商さんから「ありがとうございます!」って言われるのがうれしいんじゃないのかなって思っています。
当時のテレビは百貨店価格で数百万したそうですが、そういうものを買っていたようです。
いわゆるお金持ちというのはこういう「お店」や「人」を信頼して多少高くても買うということをするんだなって思いました。
ブランド物が多くなる
当然と言えば当然ですが、ブランド物をたくさんもっていました。
エルメス、ルイビトン、などなど・・・
やはり値段から入る生活なので、値段が高い=いいもの という認識なのです。
ブランド物はかなりの価格がブランドのライセンス価格だから、値段が高い=いいものとは限らないのですが(ディズニー価格と同じようなもの)すべてがいいものと思い込んでいるので高いものの方がより安全で確実と思っている節がありました。
私(筆者)はブランド物にそもそも興味がないので、買うものについてはかなりの違いを感じたのは確かです。
誰でも来ないのに客用ワイングラスとコーヒーセット
姑さんは確かにお仕事で成功していましたが、すべてにおいて派手というわけではなかったです。確かに派手な部分はありますが、人付き合いが結構嫌い。というかかなり嫌い。
どういうわけか、家にはお客さん用のワイングラスやコーヒーセットがありましたが一度も家にお客さんを招いているのを見たことがありません。
最初、私が姑さんを知ったときは結婚をするときだったのですが、さぞかしお客さんやお友達のお付き合いが多いのだろうと想像を想像していたのですが、実際は誰も来ない。見た目だけなのかな・・・・と思ってしまいました。
見た目と現実は違うのかな・・と思った記憶があります。
ポイ活はちゃんとやっている
こういう姑さんなのですがお金の面はかなりきちんとしている人で、借金はありません。預金はかなりある人でそういう意味で家族には迷惑をかけない人ですね。
こういう人は金遣いが荒くて借金をしてしまう・・・という話もないわけではないですよね。
そんな人だったら家族は大変なんですが幸いなことに、きちんとしている人でした。だからいくらブランド物を持っていようが「ふ~~ん」程度で終わったのかもしれませんね。
ちゃんとポイ活もやっていました。(我が家は家族みんなでポイ活しています)
その辺はさすがだなぁ~と思った記憶があります。
富裕層のデメリット
庶民と感覚が合わない
庶民と感覚が合わない状態が長く続くともう戻すということはできなくなります。年を取れば取るほど変えられない。
庶民の方とお友達感覚になるということは、70代80代になってから無理だろうなと感じることが多いです。
友達ができにくくなります。
持ち物から違うのですから。
だから、ちょっと孤独になりやすいなと思います。庶民は庶民のいいところがあるんです。同じような生活レベルの人だとお友達になれうるのかもしれませんが、年齢が上がって息子家族と二世帯にしている現在身の回りにこのような方はいません。
そもそも人付き合いが嫌いなので余計孤独になりやすい。
家族がいなかったら孤独でもうこの世にいなかったかもしれません。
生活基準は落とすことができない
歳を取るとだんだんとわがままになって行きます。嫌なことは絶対嫌なんです。
例えば旅行。泊るところなど清潔できれいじゃなきゃ嫌だとか、料理がいまいちだとかいろんなことを言ったりするんです。
旅行で言えば、普段一人で生活をしているのでおしゃべりをしたいみたいなのですが、家族が聞いていなくても一人で喋りまくっている。夫は聞き流すのですが当時嫁の私はなんか無視するのもなぁと思ったので一生懸命聞いていたのですが何しに旅行に行っているのか分からない状態。
これは、もう姑のおしゃべり旅行です。
夫は姑を連れていけば費用が浮くので旅行には姑を連れていくと言って数年は一緒に行っていましたが、さすがにこれではもう私が疲れるので、数年前から旅行は別々に行くことになりました。
そこからは、年に一度は姑と夫の二人旅をしに行ってもらっています。
姑は友達がいませんので、夫しか旅行に連れて行ってもらえません。
富裕層の姑を持った感想
私も結婚した当初はいいところの夫と結婚したもんだと思っていましたが、良く知っていくとお金持ちや富裕層というのはいい意味でも悪い意味でも「普通じゃない」という人です。
普通じゃないですよ。
正直に言うと富裕層の家はお金の苦労はないですが、そのほかの苦労は普通にあります。
孤独な姑さんを抱えているのでいろんな意味で大変です。一人で行動はそこそこできますけど、コーヒーを飲みに行く相手もいないんですから。
本当に借金だけ無いのと自分の生活は自分のお金でやりくりができる。それと料理が得意というところで助かりました。
私もお金を稼ぐということの大変さを知っているので姑さんはとても尊敬している部分があります。子供を育ててきたんですから。
財産も築いたわけですから。
確かに庶民の人間からすると理解できないところもあるけど、それはその人の生き方が反映しているわけで間違っているというわけではないんですよね。
姑さんなりの人生があったわけですから。だから、できるだけ楽しく残りの人生を全うしてくれたらそれいいんじゃないかなと思って家族みんなで姑さんを支えていこうと思います。
富裕層はいい意味でも悪い意味でも普通じゃない。でも、これが生き様なんだと思う。